2019年7月に大阪で初めて世界文化遺産として登録された百舌鳥・古市古墳群の中でも堺市に点在している百舌鳥古墳群をピックアップしてご紹介します。
百舌鳥・古市古墳群は最近世界遺産にも選ばれてご存じの方は多いと思いますが、意外とまだ行ったことがない!行ったけどあまり楽しめなかった。という方多いんじゃないでしょうか。
百舌鳥・古市古墳群に行ってみたいけど、どこへ行って何を見ればいいの?
行ってみたけど地上から見るとただの森であんまり楽しめなかったな~
そこで今回は、そんな方々におすすめしたい「百舌鳥古墳群」を楽しく見て回るための「完全攻略3ステップ」をお伝えします!!ぜひご参考にしてみてください。
アクセスや基本情報は、記事最下部でまとめて紹介しています。
ステップ1:全体イメージをつかんで準備を整えよう
古墳散策の計画を立てるために、まず立ち寄ってほしいのが 百舌鳥古墳群ビジターセンターです。最寄り駅のJR阪和線・百舌鳥駅からは徒歩5分ほどのところにあります。
]百舌鳥古墳群ビジターセンターは、2021年3月に完成したばかりの新しい建物で、中にはショップや展示物などが備えられています。百舌鳥・古市古墳群について全く分からない状態で訪問しても、ここでありとあらゆる知識を得ることができるので安心してください。
所在地 | 大阪府堺市堺区大仙町 |
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アクセス | JR阪和線 「百舌鳥駅」下車 徒歩5分 |
駐車場 | 大仙公園仁徳御陵駐車場/乗用車105台(2時間まで200円、以降1時間毎に100円追加、5時間以上600円)、バス18台(1台1回1,000円) |
百舌鳥古墳群ビジターセンターでやってみてほしい古墳散策出発前の簡単な準備3つをご紹介します。
◎ アプリをダウンロード
◎ 8Kシアターを視聴
◎ MOZU-FURU CARD入手方法を確認
アプリをダウンロード
まずは「百舌鳥ナビ」アプリをダウンロードします。やや容量が大きいので無料Wifiが使えるセンター内でのインストールをお勧めします。
このアプリの古墳マップ機能を使うことで、自分の現在地と古墳群の位置をリアルタイムで確認することができます。私は古墳散策中に何度も迷子になりかけましたがマップ機能に救われました。また最初の段階でどの古墳から見て回るか計画を立てるのにも役立ちます。
最もおすすめなのは古墳スタンプラリー機能です。この機能ではアプリ上で古墳のスタンプを集めることができます。集め方はとても簡単で、アプリを開いたまま実際に古墳の説明看板に近づくだけです!
最初は「なんか月並みだな。」と思っていましたが、やり始めるとあっという間にスタンプが集まってくるので意外と楽しい!もっと集めたい、コンプリートしたいという気持ちが強くなります。ぜひインストールしてから出発してみてください!
最初の古墳に到着してから、看板を探すために古墳の周りを何周も周りましたが全く見つからず、いきなり心が折れかけました。笑
看板は古墳のすぐそばでなくちょっと離れた歩行者用通路に面して設置されています。マップ機能で確認しながら散策するのがおすすめです!私のように興奮して古墳だけにしか目がいかないなんてことにならないようにしてください。
8Kシアターを視聴
百舌鳥古墳群ビジターセンターでは、8Kシアターなるものを視聴することができます。最初は「8Kシアターってなんだ!?おもしろそう!」と思ってドキドキ、ワクワクしながら視聴ルームに進みましたが、何のことはないただスクリーンが半円型に折れ曲がっているだけ。。。「あれ、こんなもんか。。」と失礼ながら思ってしまいました。
実際に映像が始まると、壁面だけでなく床面も利用して古墳を俯瞰した映像が流れるため思った以上に迫力を感じます。ただ「まあこんなものか。」という感じで映像は終わります(←とても失礼なことを言ってすみません。後でちゃんと盛り返します。)
しかし私は、実際に古墳散策がはじまってから8Kのすごさを存分に思い知りました。迫力ある映像だったので脳内にイメージがこびりついており、実際に地上からなんてことない古墳の森を見ている最中に俯瞰した古墳のイメージが頭に思い浮かぶのです!地上から見ることができないイメージを頭に浮かべながら実際の古墳を眺めることで、想像力がかき立てられるような感動を覚えました。
8K自体あまり見る機会もないと思うので、ぜひ散策前に見ていただくことをおすすめします!
MOZU-FURU CARD入手方法を確認
8Kシアターを見終わった後に最後の準備としてやっていただきたいのが、MOZU-FURU CARDの入手方法を確認することです!
何のことかわからない方は、以下のリンクから詳細を確認いただくか、売店の職員の方々にお尋ねすると丁寧に教えてくれますのでぜひ出発前にご確認ください!
MOZU-FURU CARDとは?手に入れる方法をざっくり説明すると、
1.古墳の写真を撮る(できれば看板ありで)。
2.指定の場所で写真を見せる。
3.カードを受け取る。
これで出発準備は万端。いよいよ古墳散策にスタートです!!
ステップ2:古墳散策に出かけよう
どの古墳からめぐるかは各々の自由ですが、どこに行ったら良いかわからないという方はぜひ仁徳(にんとく)天皇陵と履中(りちゅう)天皇陵をおすすめします!
仁徳天皇陵古墳
仁徳天皇陵古墳(別名:大山古墳・大仙陵古墳)は、なんと日本1位の大きさを誇る巨大前方後円墳です。世界3大墳墓の一つでもあります。敷地内部は宮内庁の管轄のため立ち入ることはできませんが、門の前までは誰でも行くことができます。
私が訪問したのは土日でしたが、門の前に無料ガイドのおっちゃんがいて 話しかけたらいろいろと教えてくれました。仁徳天皇陵古墳の堀がなぜ三重になっているのかとか、百舌鳥古墳群ビジターセンターが建てられた裏話とか。真偽のほどは各自で確かめる必要がありますし、話してくれる内容は人によって違うとは思いますが、興味がある方はぜひお話聞いてみてください。
ちなみに「百舌鳥ナビ」アプリの古墳マップを見て気づく方も多いと思いますが、仁徳天皇陵のような大きい古墳の周りにやたらと古墳が集まっているんです。この周りに集まっている古墳は“陪塚(ばいちょう・ばいづか)”と呼ばれていて、主墳に埋葬された人物(この場合は仁徳天皇)の親族や臣下、場合によっては副葬品だけが埋葬されていると考えられています。
陪塚自体も世界遺産として登録されているので一見の価値ありです。ただ何といっても百舌鳥ナビアプリのスタンプやMOZU-FURU CARD入手用の写真を一度に大量にゲットできるチャンスですので、日本一大きい仁徳天皇陵古墳はお得です。
所在地 | 大阪府堺市堺区大仙町 |
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アクセス | JR阪和線 「百舌鳥駅」下車 徒歩8分 |
駐車場 | 大仙公園仁徳御陵駐車場/乗用車105台(2時間まで200円、以降1時間毎に100円追加、5時間以上600円)、バス18台(1台1回1,000円) |
履中天皇陵古墳
履中天皇陵古墳(別名:大山古墳・大仙陵古墳)は、日本で3番目に大きいこれまた立派な前方後円墳です。こちらも同じく敷地内部は宮内庁の管轄のため立ち入ることはできませんが、門の前までは行くことができます。
所在地 | 大阪府堺市西区石津ヶ丘 |
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アクセス | JR阪和線 「百舌鳥駅」下車 徒歩約20分 |
駐車場 | 大仙公園仁徳御陵駐車場/乗用車105台(2時間まで200円、以降1時間毎に100円追加、5時間以上600円)、バス18台(1台1回1,000円) |
ステップ3:俯瞰して楽しもう
気が済むまで古墳の散策が終わったら、最後に堺市役所の展望台がおすすめです!
堺市役所の最上21階にある展望ロビーからは、仁徳天皇陵古墳を地上80mの高さで俯瞰してみることができます。
さいごに
所感
・歩いて回ることで楽しめるいろいろな仕組み作りをしてくれています。お散歩やジョギングを兼ねて回るとより楽しいです!
・色々な仕組みがありすぎて、散策中にやることが多くて大変でした(笑) (写真を撮って、アプリを開いてスタンプをゲットして・・・)
・外国人の方が利用するのはハードルが高そうだなと感じました。
古墳センター
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